理事長ご挨拶
令和6年4月1日より医療法人寺尾会 理事長に就任する事になりました寺尾 幹と申します。これまでも地域の皆さまの健康の為、法人事務局長として奔走して参りましたが、前理事長であり現会長である寺尾 敏子より職務を引き継ぎました。今後は理事長としてより一層精励する所存です。
就任にあたり当法人の歩みやこれまでの取り組みについて御紹介させていただきます。
当法人は、創設者である寺尾 敏行により昭和7年3月に寺尾医院としてスタートしました。その後、昭和26年12月に医療法人を設立し、前理事長の夫である寺尾 知道が昭和41年2月に寺尾病院を開院しました。介護保険制度の制定に伴い、平成12年に寺尾病院居宅介護支援事業所を開設。介護保険の病床としては介護療養型医療病床を経て、現在は介護医療院を運営しています。その他に通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、訪問看護ステーションといった介護事業所を開設し、令和2年には住宅型有料老人ホームおよび訪問介護ステーションを運営しています。平成27年5月に旧病院を取り壊し、新病院を開院しました。令和6年4月現在、地域包括ケア病棟48床、回復期リハビリテーション40床および外来診療を提供しています。
今後、少子高齢社会がますます進み、介護が必要な高齢者の方が急速に増加する見込みです。寺尾会として、より深く地域の方々と繋がり、地域医療・介護において社会的役割を果たしていきたいと考えています。
また、医療・介護を必要とする状態になった時にできる限り住み慣れた地域で効率良くサービスを受けられ、社会復帰や適切な療養環境を提供できるように医療・介護の連携を強化していきます。少し前までは医療は医療機関、介護は介護事業所と各々でサービスが提供されてきました。しかし、要介護度が上がるにつれ医療必要度は増し、両者を組み合わせたサービスの提供が必要不可欠となっています。近年、両分野の人材不足が深刻化している状況です。両者を効率良く組み合わせた事業展開が必要であり、できる限り良質な医療・介護を提供する事が私の使命であると認識しています。
今後も社会環境の変化に柔軟に対応することが必要です。法人の基本理念である、患者さま・利用者さまに安心安全納得の医療・介護サービスを提供し、寺尾会の全スタッフが一丸となって地域の皆さまが安心して過ごせる様、地域貢献に力を尽くして参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。