回復期リハビリテーション病棟(南病棟)のご紹介
回復期リハビリテーション病棟とは?
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患・下肢の骨折などの方々を対象として集中的に リハビリを行い、自宅退院に向けて準備する専門病棟です。日常生活能力の向上を目指し、多職 種が共同で、患者さまがより充実した生活が送れるよう支援いたします。
対象となる疾患は?
回復期リハビリテーション病棟に入院できる患者さまの状態は、厚生労働省により以下の通り定 められています。
回復期リハビリテーションを要する状態 | 算定上限日数 |
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脳血管疾患、脊髄損傷などの発症後又は手術後 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害など | 180日 |
大腿骨・骨盤・脊椎・又は膝関節の骨折の発症後又手術後 | 90日 |
外科手術又は肺炎などの治療時の安静により生じた廃用症候群を有しており手術後又は発症後 | 90日 |
大腿骨・骨盤・脊椎・股関節又は膝関節の神経・筋靭帯損傷後 | 60日 |
股関節又は膝関節の置換術後 | 90日 |
病棟での1日の過ごし方は?
病棟内の様子(40床)
- 病棟
- スタッフステーション
- リハビリテーション室
- 多床室
- 個室
回復期リハビリテーション病棟(南病棟)フロア案内
入院から退院まで
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入院
入院時評価を行います。身体機能・日常生活動作について評価し、入院前の状況及び患者さま・ご家族さまのご希望や不安をお伺いしたのち、カンファレンスを行い、リハビリの計画を立てます。
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入院一週間後
患者様の自宅環境調査・情報共有・方針決定会議に基づいた計画を立て、個々の患者さまに適したリハビリを専門スタッフが実施します。 入院中は毎週の回診を行うとともに、月に1回の回復促進会議を開き、多職種で患者さまの全身状態やリハビリ状況、病棟での日常生活動作状況を確認し、今後の方向性を明確にし、退院に向けての計画を立てます。
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退院1ヶ月前
ご家族を交えた退院支援会議を行います。リハビリ状況を確認し、退院に向けての方向性を明確にしていきます。
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退院2週前
自宅での動作確認・退院後の生活支援会議を行います。スタッフがご自宅等に伺い必要な家屋の改造や介護保険のサービス内容等について患者さま、ご家族さまに説明を行い安心して在宅生活を始められるようお手伝いしながら、外泊訓練も実施します。
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退院
寺尾病院 回復期リハビリテーション病棟の特徴
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365日のリハビリテーション提供体制
発症からできるだけ早く、充実したリハビリテーションを行います。早期の社会復帰に向けて、入院初日から退院まで専門スタッフによるリハビリテーションを毎日提供します。
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患者さまを中心としたチーム医療
医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・看護補助者・医療ソーシャルワー カー・薬剤師・管理栄養士など、様々なスタッフが患者さまを中心としたひとつのチームを 形成します。それぞれの専門性を活かし、一日も早い社会・在宅復帰をめざして、患者さま 一人ひとりに合ったリハビリテーションを計画し、サポートしていきます。
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経口摂取へのとりくみ
食物の飲み込みが困難な方に対して、実際に飲み込む練習をしたり、食事の形態や姿勢を調 整するなど、安全に摂取できるようチーム一丸で取り組みます。
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退院後の生活を考えての入院生活
入院中、患者さまの生活環境をお伺いし、実際にご自宅を訪問後、ご自宅の環境・生活リズ ムを踏まえたリハビリケアを計画実施します。
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退院後のサポートの充実
退院してからも安心して在宅生活を過ごしていただけるよう、患者さまの状態・ニーズに合 わせて、外来リハビリテーション・訪問リハビリテーション・通所リハビリテーションを提 供いたします。